この記事では、特に子育て中のパパやママが正規職員の教員ではなく、非常勤講師で働くとどうなるかを書いています。
子育て中だけでなく、副業をしていたり、スポーツ選手や介護をしている人にも参考になることがあります。
- 非常勤講師とは
- 非常勤講師のスケジュール
- 非常勤講師の給与
- メリット、デメリット
これらを順に解説していきます♪
こんにちは。
非常勤講師として働いています!
わが子といる時間を確保したい!
この思いが強くなり、10年在籍した公立学校の教員を辞めました。
退職したのは5年ほど前になりますが、当時でも「子どもがいたら厳しいよね」と言われるような職場でした。
ここ数年で、ぐっと働き方改革が起きて、子育て中のパパママ世代の先生方も働きやすくなっているんだろうと思います。
しかし、無理して続け、子育ても仕事もいっぱいいっぱいで辛い思いをしている人もいます。
意を決して辞めたものの、子育てだけで行き詰っている人もいます。
そんな方たちに知ってほしいのが、非常勤講師という働き方。
今、学校では様々な働き方ができるようになっています。
非常勤講師になってよかった!と思ってるよ♪
時間に余裕ができるだけでないメリットが私にはありました。
安定と言われる公務員の職を手放して、非常勤講師になった私が、非常勤の実際のところをお伝えします!
非常勤講師とは
ウィキペディアを見てみると、こう書いてありました。
非正規雇用の立場で授業時間のみ出勤して授業を行う講師を「非常勤講師」という。学校によっては「時間講師」「兼任講師」「嘱託講師」「外部講師」といった名称を採用している。
ウィキペディア「講師(教育)」より抜粋
他サイトを見ても、「授業だけをする」と記載のあるところも多かったよ!
実際、週に数コマの授業を受け持ち、そのコマ数分の給料を支給されるというカタチも多いようです。
調べてみると、教員の働き方改革や多様な学びの保障を進めている影響もあって、働き方も様々になっています。
臨時的任用職員や常勤講師などと呼ばれる働き方もあります。
こちらはほぼ正規職員と同じ業務内容になります。フルタイムで働くので、校務分掌も任されることが多いです。
非常勤講師の給与
「ひとコマ(45分)2,000円」※授業準備、採点等の時間も含む
このような給与体系のところもあるようですが、私のいる自治体では勤務時間に応じて時給が発生しています。
授業準備や採点の時間を入れたら、だいぶ安くなっちゃうこともあるんだね
そうみたい。
働くときはしっかりその点確認してみるといいよ!
こちらは横浜市の例ですが、だいたい私も同じような感じです。
この「勤務時間」はコマ数ではないので、コマ数に応じた準備や教材研究の時間を確保してくれています。
正直、正規職員の時よりも空き時間が多いから、勤務時間内に準備できるし、休憩もしっかりとれているよ!
産休や療養休暇代替での任用もあるので、期間もまちまち。
「いきなり1年間の契約は怖い…」という方も、自分に合った働き方を選べます♪
実際、1日6時間×週4日勤務していましたが、15~20万円ほどもらっていました。
他のパートで働くよりも割がいいね!
非常勤講師の勤務時間
これは勤務体系に大きく影響されます。
基本的には、授業を受け持つ時間割によって変わります。
専科非常勤でやっている先生は、8:30~13:30の日や9:00~14:00など日によって違います。
朝の時間や、帰りの時間など、譲れないラインをしっかり決めてから行くといいよ!
実際のスケジュール
音楽専科で非常勤講師をやったときのスケジュールはこちら。
8:25 職場到着
8:30 勤務開始~雑務、授業準備など
9:20~10:05 授業
(中休み時間は職員室にて授業準備など)
10:30~11:15
11:20~12:05 授業
給食食べつつ、休憩
昼休み、掃除時間も職員室にて
13:30~14:15 授業
14:30 退勤
教員経験のある方ならピンとくるかもしれませんが、しっかり授業準備の時間もとれています。
給食指導もないので、ゆっくり食事もできるし、休憩時間もとれます。
音楽専科だったこともあり、それほど授業後に採点などなかったので、授業後は片付けてすぐ退勤。
評価や学習カード点検は次の日の朝に回していました。それでも結構余裕はありました。
朝はわが子を送り出す時間、帰りはお迎え時間があるから、このスケジュール。
1時間目と6時間目の授業はなくしてもらいました。
勤務校にもよるけど、相談はできると思います!
非常勤講師で働くメリット
一番のメリットは何と言っても
時間的な余裕があること
これにつきます。
時給やコマ数で働くので、終わりの時間もしっかり決まっています。
- 校務分掌がない
- 副業/複業がしやすい
- 朝や夕方の時間に余裕がある
- 教材研究の時間がある
- 休憩時間が取れる
- 収入がある(ボーナスも出るんですよ!)
- 長期休暇は勤務がない
他にもあるけど、大きく感じるのはこの7つ!
副業/複業は誰でも始められる!
私は副業をしています。
このブログもそのひとつ。ブログ画面に出てくる広告費などでお金をもらっています。
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実はこれが保育園入園にも役立ちました!
非常勤講師でも公立保育園に標準時間で通わせることができています♪
非常勤講師で働くデメリット
一番のデメリットは
正規ほど収入がない
ことでしょうか。
勤続年数での収入アップもないので、何歳になっても基本的には同じです。
ボーナスも出ますが、正規勤務にはかないません。
収入面を最重要視するなら正規で働きましょう。
- 年休などが少ない
- 長期休暇が入ると収入が減る
- 次年度の確約がない(人手不足なので採用はされるはずですが…)
- 保育園の申請が複雑
- 職場によっては視線を感じるw
年休などは非常勤講師だと少ないです。
権利として認められている休暇も日数が少ないので、休むときには注意が必要です。
(とはいっても、担任ほど休むのにハードルがあるわけでもないし、なんとかなります)
そして…
先輩先生たちの中には、
「自分たちはフル勤務でやってこれた」
「若い人たちは正規で働くべき」
「担任で経験を積むのは子育てにも活きる」
こんなことを言ってくる人もゼロではないと聞きます。
言わなくても、子育てをしながら非常勤で働こうと考える責任感の強いあなたには冷たい視線に感じる音があるかもしれません。
誰かが非常勤講師や子育て中パパママが働きやすい環境を実践してみないと、辛い状況はかわりません。
応援してくれる人もたくさんたくさんいます!!!
近くの教育員会に問い合わせてみよう
- 東京都教育委員会
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/staff/recruit/teacher/part-time.html - 神奈川県教育委員会
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/y4g/cnt/f100294/p1146717.html - 横浜市教育委員会
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/kyoiku/bosyusaiyou/hijokin/other.html - 埼玉県教育委員会
https://www.pref.saitama.lg.jp/f2210/rinjitekininyokyosyokuin/index.html
どの自治体も募集がかかっています。
教員市場は引く手あまた。
登録したら、すぐにでも声がかかるでしょう。
勤務地や時間、給与面など、しっかり確認してから引き受けてくださいね。
他業種ではすべて明らかにするのは当たり前ですが、ぎりぎりまで教えてくれないところもあるのがこの業界。聞いたら答えてくれるのがほとんどです♪
自分に合った育児ライフ、教員ライフを!
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