給特法知ってる?教員がいなくなると影響がでるのはこどもたち

お題「どうしても言いたい!」

 


悪法「給特法」が改悪!教員の労働環境が更にブラックに!?【せやろがいおじさん 】グッとラック!OA動画

 

Twitter界隈では話題になっていた給特法改正。

上に貼ったせやろがいおじさんの動画にわかりやすくまとめられているから、内容は見てもらえばわかると思う。

 

私が心配するのは、働きづらさ。19時まで働くのが合法化されると、そこまで会議や研修などが入ってくると考えられる。子育てや介護などは免除されるらしいが、全体の予定は動いているのに、気兼ねなく帰れるのか?そこに軋轢は生まれないのか?

帰れたとして、子育てで言うならば小学校に上がるまで。小学生の子を家で待たせて、19時退勤で30分かけて帰ったとして19時半。そこから食事や家族の時間ってとれるの?なんのために働くのってならない?

 

こうなったとき、じゃ辞めて違う仕事や働き方をしようっていう考えが当然出てくる。現に、いまの現場ではどんどん教員の数が減っている。どこも足りなくて仕方ない。

このしわ寄せが行くのは間違いなくこどもたち。先生たちはいったん破綻しないと変わらないと思っている人もいる反面、破綻してしまったら被害を被るのは目の前のこどもたちと思うとなんとかしようと絶えてしまう。それが出来ると捉えられ、悪循環がどんどん増している。

 

いま、私のいる自治体では療休や産休代替として入る臨時任用教員が足りない。公立小学校46校の規模で15人以上足りず校内で補填している状況。単純に考えて、15クラス以上で担任不在ということになる。教頭や教務主任、専科など本来は別業務がある教員が担任も兼務している状況。

私は生活スタイルもあり、非常勤講師を選択している。その講師も足りていない。初任者研修や英語・プログラミングの研修などの補填で入ったり、専科をもったり、妊婦の先生のかわりに体育をもったりする。次々に仕事が入ってくる状況。

今年は妊娠していることもあり、あと少しの契約満了でやめるつもりでいたが、状況が状況なのでもう少し働くことにした。年度末までいられない、妊婦の教員に、少しでもいいから授業をもってほしいといわれるほどの現場。わかっていただけるだろうか?

 

じゃ、どうすればいい?と考えたい。せやろがいおじさんの動画でも言っていたが、労働時間を規定するのではなく、業務改善が必要。財務省はコストカットのために部活動を辞めたらいいということも言っている。そこにも大きなメスが必要だろう。無料で文武が学校で教えてもらえるシステムはもうもたないのだ。外部委託、場所の提供は学校ができるからコストを抑えて出来る策がきっとあるだろう。

同じように、英語教育やプログラミング、ITの分野もそう。どんどん外部と連携して委託していかないといけない。どんどん教員の方に乗せたら崩壊するのはあたりまえだ。

まずは大幅な業務改善。本当に学校でやることはなんなのか、そこを見極めないといけない。そのためには保護者も同じように考えることが必要。行事がなくなったり、対応時間が短くなったりするはずだが、目の前のことで批判するのはさけてほしい。何を学校がやろうとしているのか、どんな力を育むのが学校なのか、いまいちど考えたい。学校と保護者もどんどん対話をしてその理解を深めていきたい。(その時間も必要になるが…)

 

教育界は大きな転換期に来ています。お子さんをもつ保護者の方だけでなく、未来に関することなのでもっともっとたくさんの人に興味を持って考えてもらいたい。

教育に関わっているもの、子育てをしているものとして、考えていることはたくさんあります。質問や考えがある方はぜひ一緒に考えましょう。

そしてこの法律も採用するかは各自治体にゆだねられるようです。地域の議員さんや教育委員会も交えてこの話題をもっと取り上げてください。いろいろな課題がありますが、大きな問題だと私は考えます。

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